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CapCut未経験者がCapCutを使ってみた話
こんにちは。先日NetFlixで「Winny」という映画を見ました。
色々考えることが多い映画だったので暇な時にぜひ見てください。
最近TikTokを見ていると小さくCapCutで編集という文字を見かけるようになりました。
CapCutとは簡単に動画を作成できる編集アプリで、作った動画をそのままTikTokに載せられるので利用者も多いみたいです。
無料の編集アプリは色々ありますが、動画にアプリのロゴが入ってたり何かと制限があったりで面倒だなって思いますよね?
結局課金しないと不自由な部分が解決できないということもあり、こういったアプリには触ったことがありませんでした。
ですが一時期流行っていた猫ミームを使って自分の過去の話やあるあるネタを作っていた人はほとんどCapCutを使用していました。
どうやらTikTokの動画をテンプレートとして使えるから、簡単に編集ができるとか。
そこまで凄いと言うのならやってみよう。ということで簡単にですがCapCutを触って動画を作ることにしました。
ここではCapCutを使ってみた体感を正直に書いていきたいと思います。
※スマホではなくPCでの操作なので、スマホとは仕様が若干違うかもしれません。
CapCutを使った動画はここから。
その1 プロジェクトを作る
まずは動画を編集する為にプロジェクトを作らないといけないということなので。
赤丸の新しいプロジェクトをクリック。
画面いっぱいに作業スペースが出てきました。
今回はトラッQで撮影したNGシーンを少し編集してInstagramに載せようと思います。
左上の「メディア」からプラスマークのインポートをクリック。
フォルダが表示されるので入れたい動画を探してください。
メディア欄に動画が表示されました。これで動画の準備は完了です。
他にも「ライブラリ」にはCapCutに元々あるテンプレート素材があったので、ここから使えそうな動画の素材を探すのもいいですね(一部課金あり)
その2 縦動画を作る
次は動画を下のスペースに入れて動画サイズを変更します。 インポートした動画をつかんで、そのまま下にスライドすればカットしたり動画の上にテキストを乗せられるようになります。
問題が、元の動画をプレビュー中にこことここだけ切り取りたいなと思ってもできないようで、一度動画を編集画面に取り込んでからカットするしかありませんでした。
これだと動画の時間が長い時が面倒ですね。
この動画はTikTokやInstagramに投稿するので動画のサイズを変更する必要があります。だけど元の動画は横で撮っているし……という場合でも、プレビュー画面の右下にある16:9という数字が見えますよね?
ここをクリックして、
9:16に変更。これで縦動画のサイズになりました。横動画の場合は右側にある動画→ベーシックからスケールを変更したり動画の位置を変更したりしていい感じにします。
横動画→縦動画に変更できました。
そんなわけで動画をカットしてみます。
カットしたい部分に白いバーを持っていき、ショートカットctrl+Bで動画にカット線を入れることができました。
このショートカットは絶対憶えておいた方が良いと思います。
その3 テキストを入れよう
テキストを入れます。
左上にある「テキスト」をクリックし、「テキストを追加」の中にあるデフォルトテキストを掴みながら下の編集画面入れます。
テキストのスタイルは編集画面にあるテキストをクリックすると右にサイズやスタイルなどいろいろ変更できるのでお好みの色やスタイルします。
ここでテキストに一工夫したいな~と思った方。なんとCapCutにはテキストにも色々なテンプレートが存在していました。
「ベーシック」の横にある「バブル」をクリックするとフレームがいっぱい。
これはめちゃくちゃありがたいですね~。
フリー素材サイトで文字フレームを探す手間が減るしおしゃれなフレームもありました。
ということでCapCut内のテンプレートを選びテキストを変更しました。いい感じ。
せっかくテキストを入れたので読み上げてもらいました。
「テキスト読み上げ」を見てみると一部課金しないとできないものもありますが、そこはあまり気になりませんでした。
AIっぽくなかったらそれでいいかな…って感じで女の子のボイスを選びました。
ナレーションがあると動画の質も上がるのでどんどん入れていくべきだと思います。
その4 フレームを追加
今度は動画内のフレームをつけてみます。
左上の「エフェクト」を見てみましょう。動画の加工やエフェクトがいっぱいありますね。
今回はフレームを探しているのでエフェクトから「フレーム」を選択。
良い感じの撮影風景フレームがあったのでこれを選択。
それっぽい雰囲気が出てきました。
同じフレームがずっと続いていると単調になると思い、最後のシーンにだけ漫画のフレームを入れました。
フレームにアニメーションがついていたのでオチに使えそうでした。
その5 最後にBGMを入れる
これでだいたいの動画は完成したので、最後に音楽をつけます。
左上の「オーディオ」を見てみます。
色んな音楽やTikTokで流行っている曲をCapCutで使えるので便利ですね。
ちょっとふざけた感じの音楽を見つけたのでそれを挿入。
オーディオを選択後、右側に音量などを調節できるので音を下げます。
通常の音量だとかなり大きいので、BGMは-25㏈以下にしておくとおすすめです。
これで完成です。いかがでしょうか。
使ってみて
今回作った物は、素材となる動画が一本だけでかなり簡単な物だったのでテンプレートを使えばすぐにできました。
たくさんの動画をつなぎ合わせてエフェクトもつけて…となるともうちょっと時間がかかるかもしれませんね。
課金は必要か?
一個人としての意見は「必要ない」と思いました。
確かに課金すれば使えるテンプレートの量は増えますが、無課金でもかなりの量のテンプレートが使えますし、選択肢が増えてしまうと初めて動画編集をする人からしたら「どれを使えばいいの?」となってしまうと思います。
初めは無課金で色々なエフェクトを触ってみることから始めるのがいいんじゃないでしょうか。
多分、課金すると今度は「この演出をやりたいのにテンプレートがない…」となり、そこまで行く人は自分でエフェクトを作り始めると思うのでいったんまずは無料版でCapCutを試していきましょう。
私もBGMやナレーションを探す手間が省けるのはだいぶ楽なので、細かい編集というよりは素材を探す目的でCapCutを使っていこうと思っています。
注意事項
CapCutを使用していくにあたり、利用規約にいくつか気になる点がありました。
商用利用は可能なのか?
利用規約の「知的財産権」の項目に営利目的の利用で知的財産を侵害しないことに同意すると書いてありました。
一見なんのこっちゃってなりますが営利目的と書いてあるのでYouTubeやTikTokでCapCutを使った動画で収益が入ると規約違反になるということですね。
「え~せっかく作った動画がバズったのに……」とならないように気を付けましょう。
著作権はCapCut側に!?
「コンテンツ」の項目に「それらに関連するすべての知的財産権(「当社コンテンツ」)は、当社により所有または使用許諾されています」との文字が。
つまり自分で撮影したものでもCapCutを使ってしまうと著作権はすべてCapCut側になってしまうのです。
なかなか怖いことを書いてますね。
無料で使えて便利ですが、色々と気を付けないといけないことがあるのでSNSの収益化を目指している人は一度利用規約を読んで確認してみるといいと思います。
以上、CapCut体験レポートでした。ありがとうございました。
タクミン