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物流ってなに?~5つの領域について~
朝起きたら必ずNHKの「虎に翼」を見ています。轟とよねさんが好きです。
それはさておき、朝のニュースで2024年問題という言葉を時々見かけるようになりました。
テレビ番組では3/22放送「ガイアの夜明け」でドライバーの密着をしていましたね。
このようにテレビの特集などで「2024年問題」「物流」という言葉を聞きますが、物流=宅配事業のイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
ガイアの夜明けでもそうでしたが、やはりピックアップされていたのは配達の仕事でした。
コロナの影響で通信販売の需要が増え、以前よりも消費者にとって一番身近な存在となった宅配事業。かく言う私もお店で買うより通信販売の方が安いからとよく利用しています。
確かに2024年から始まった働き方改革は通販業界も大きく影響を受けることになると思います。ですが宅配は物流の5つの領域の1つに過ぎません。
物流の5つの領域とは?働き方改革は何が問題?
この疑問を自分なりに調べてまとめていきたいと思います。
5つの領域って?
それでは、まず物流の意味について調べてみました。
辞書には【生産者から消費者に至るまでの商品の流れ。物的流通】が物流だと書いていました。
はて、【生産者から消費者】ということはやはり宅配事業のことでは?と思ったので、あの道路を走るトラック達は何を運んでいるのかと調べてみると、物流の5つの役割があることを知りました。
これを物流の5つの領域と呼びます。
簡潔に説明すると、
調達物流・【工場や製造現場に必要な原材料を調達】
生産物流・【生産現場から倉庫まで、企業間での移送】
販売物流・【生産者から消費者に商品を届ける】
回収物流・【不良品に返品、廃棄物や容器、運搬器具などを回収】
リサイクル物流・【製品を消費者から回収、再資源化】
以上が5つの領域です。
私たちが某通販サイトで商品を買って届けてもらうことは、販売物流にあたります。
物流には色々な種類がありますね。
実は、2023年度全日本トラック協会の「日本のトラック輸送産業現状と課題」で営業用・自家用トラックが運ぶ貨物の構成比が載っており、営業用では消費関連貨物(農水産、食料工業品、日用品等)が全体の30%という数字でした。
農水産や食料工業品などを省くと日用品の割合は6.3%でした。
建築関連貨物、生産関連貨物はともに35%という数字を示しており、こうして見るとトラックは本当に色んな物を運んでいることが分かりますね。
2024年問題について
それではこのことを踏まえて、改めて2024年問題について考えてみます。
テレビでは残業時間の規制により遠方からの荷物(日用品)がすぐに届かなくなると報道されていました。
これを例えば建設に必要な木材や石材、食材の仕入れ等に置き換えてみるとどうでしょうか。
・木材が届かなくて建設作業が遅れる。
・食材が届かなくてスーパーに品物が置けない(新鮮じゃなくなる)、飲食店でご飯の準備ができない。
・金属類だとものづくりにも影響が出るのではないでしょうか。
通販ももちろん、私たちが当たり前だと思っていたサービスが当たり前じゃなくなるかもしれないと考えるとかなり深刻な問題な気がしてきました。
個人的に気になっているのが石油輸送ですが、これについて書こうと思うと調べる時間がかなりかかってしまうのと、文字数が長くなりそうなのでまたの機会にしました。
テレビの情報だけでは深刻さがいまいち伝わりきらなかった2024年問題。
いざ自分で調べてみると色々な問題が出てきました。
まだ働き方改革が始まって1カ月ほどですが、今後どのような影響が出るのかTRYVERスタッフも調べていこうと思います。
これからもブログを通して2024年問題について書いていく予定です。
今回の記事はInstagramでも簡潔にまとめた物を投稿予定です!
ここまでご覧いただきありがとうございます。
Instagramでも2024年問題や色々な運送会社の情報を載せているのでぜひご覧ください~。
タクミン