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外国人ドライバーさんに取材させてください!
先日コロナになりました。夏場のコロナは熱中症も危ないらしいので本当に皆さん気をつけてください。
昨今のトラックドライバーの人手不足で外国人雇用を検討するという記事やニュースが増えています。(記事参照)
トラックドライバーの高齢化と若手の人材不足を補うため、外国人ドライバーの採用を促進しよう!という考えですが、それに反対している人もいます。
では実際、今日本でどれだけ外国人ドライバーが働いているのでしょうか?
外国人労働者を雇うにあたって、ぶつかる壁はあるのでしょうか?
どれぐらいの人が今働いているの?
まずトラックドライバーにこだわらず、産業別の外国人労働者の割合を調べてみました。
2023年度は約200万人。そのうち運送業で働く人は約6万6千人でした。
※厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況引用
製造業は約55万人、建設業は約14万人の外国人が働いています。
その他の産業でも10万人を超える割合が多い中で、運送業は10万人に満たないことが現状のようです。
また国籍別に見てみるとベトナム人は約52万人、中国人は約39万人と全体の約45%を占めていることが分かります。
外国人労働者数は年々増えているが円安が進んでいる影響で、来年以降の外国人労働者数に変化があるかもしれません。
外国人ドライバーの課題
では、外国人ドライバーが少ないのはなぜか?それには以下の原因が考えられます。
・ドライバー専用の在留資格がない
・日本の運転免許取得の手間
・長時間労働の問題
が主な原因でしょうか。1つずつ見ていきます。
・ドライバー専用の在留資格
トラックドライバーとして働くためには日本に定住していること、または日本人の配偶者がいて在留資格を得ている必要があります。※在留資格の条件は他にも色々あります。
就労ビザとは「この仕事をするために取る」ので、取得したビザと関係がない仕事はできないのです。
なので現状、運送業の就労ビザは存在しないので日本に定住している外国人のみがトラックドライバーとして働くことができます。
最近では24年4月に外国人在留資格の「特定技能1号」に「自動車運送業分野」が追加されました。
在留期間上限など、制限はありますがトラックドライバーの職に就くハードルは多少下がったようです。
ですが外国人実習生に対し運転者研修の実施が必須だったりと、会社側にも求められることが多いのでここで尻込みしてしまう会社が多いかもしれません。
・日本の運転免許
もし日本に来る前に運転免許証を持っていたら、母国の免許証から日本の免許証に切り替えることができます。※ただし試験を受ける必要がある。
しかし元々免許証がなく日本で取る必要がある場合は、日本の教習所に通う必要があります。
最近では英語対応の教習所もあるらしいですが、それでも基本は日本語で授業を受けます。
難しい漢字やまだ日本語に慣れていない外国人からしたらなかなか大変でしょう。
・長時間労働
2024年問題で長時間労働の規制がトラックドライバーに課せられていますね。
運送業の長時間労働は外国人がトラックドライバーとして働くことにも影響があるようです。
例えば留学目的のビザだと就労時間が週28時間と限られているため、トラックドライバーの長時間労働では働くことはかなり難しいでしょう。
以上が日本で働くにあたっての大きな壁だと考えます。
様々な条件が課されているの現状ですが、それでもトラックドライバーとして働いている人はいます。
ネットで探してみると、静岡県の運送会社「マルシンレッカー運輸」さんが8人の外国人ドライバーを雇っていることが分かりました。
記事はここから
他にも京都府の「ファーストライン」さんでチュニジアの方がトラックドライバーとして働いているようです。ファーストラインさんのTikTok
他にも日本全国で働く外国人ドライバーについてもっと調べたかったのですが、なかなか情報が出てきませんでした。
本題:ドライバーさんにインタビューがしたい!
そこでもっと働くトラックドライバーさんたちのことが知りたい。
どんな経緯で働くことになったのか。実際にトラックドライバーとして働き、心境の変化はあったのか。
そんな話をたくさん聞き発信していくために、TRYVERスタッフはこれからたくさんのドライバーさんに取材をします。
ニュースのように外国人ドライバーについて取材したい……。
外国人ドライバーという言葉にマイナスイメージを持っている人たちのために情報を発信したい……。
「外国人ドライバー」という肩書ではなく、「トラックドライバーの○○さん」という人のことを知っていくきっかけをTRYVERで作りたい。
このような想いを抱え、どうすれば実現するかを日々模索しています。
そこでこのブログを読んでいる皆さんにお願いしたいことがあります。
皆さんの周りにもし外国人ドライバーの方がいれば、ぜひTRYVERにご紹介いただけたらと思っています。
トラックドライバーさんの趣味や好きな物、なぜこの職業に就いたのか。
その人となりが分かるような記事や動画を発信します。
ぜひご協力をお願いします。
また国内外問わず、色々なトラックドライバーさんにインタビューをしたサイトも近日公開予定ですので、そちらもぜひ楽しみにしてください。
今回はここで終わりたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。
タクミン